三世代家族のブログ

三世代で同居している、じいちゃん、ばあちゃん、パパ、ママ、孫たち、みんなで投稿します☆★

ばあちゃん(さっちゃん) 思い出話し

姉と私~やっぱり、姉ちゃん~

投稿日:2019年8月14日 更新日:

姉と私は2つ違い。父と母は、自営業で毎日朝から晩まで働いていた。’娘3人いれば身上が潰れる′といわれた時代だ。父と母には5人の娘がいた。  

ある日、小学校5年生の姉と3年生の私はついにしびれを切らした。父と母が忙しくて遊びに連れて行ってくれないなら、「二人で行こう」ということになった。東海道本線の汽車に乗って、「三つ目の駅で降りればいい。あの駅前のあのデパートに行こう!」ということになった。ついに、計画を実行した。「帰りの汽車賃は千円あれば大丈夫!」

千円入れたお財布を別にして大事にしまい、デパートの中を歩き回って遊んだ。「さあそろそろ帰ろう。今日は楽しかったね・・・」

ところが、お財布を探したところ、「ない。ない。お財布がない!」

姉と私は慌てて、今まで歩いたお店を逆周りに何回も何回も探して回ったが、見つからなかった。

「歩いて帰ろう。」姉が言った。「線路に沿って歩いて行けば、駅に着くはず・・・」 

「ウン。歩く!」私が言った。

二人で歩き始めた。そのうち、辺りが暗くなってきた。そして雨が降ってきた。小走りに走ったり、歩いてまた走ったりした。線路沿いの道が線路からそれてしまい、右に行ったらいいのか左に行ったらいいのか分からなくなった。姉がこっちだと言うので歩いたが、人に尋ねると、反対方向だと言われて、全力で引き返したりした。やっと、次の駅に辿りついた。

「あの駅員さんに頼んで、汽車に乗せて貰おう」と姉が言った。

「いやだ。私は歩く。」と、私は言い張ったが、姉が駅員さんに事情を話し始めた。それからは、私は泣いてばかりだった。電車に乗ったことと、駅に降りてほっとした思い以外覚えていない。 

この話を姉と何十回と話しては、思い出しては泣き思い出しては笑った。

今は、その姉はいない。

「無銭乗車の切符は、裏が白色だったんだろ?」と、姉の三回忌の時に、義兄が私に話しかけてくれた。私は白色の切符とは知らなかった。(無銭乗車といっても、運賃を後払いにしてもらった訳で、運賃は後でちゃんと払いましたよ^_^)

-ばあちゃん(さっちゃん), 思い出話し

執筆者:


  1. やま より:

    こんばんは。
    時々拝見させて頂く、ブログは、読んでいてとても楽しいです。
    文章も、上手だなと思って、読みやすいです。
    私も、姉がいますが、ものすごく仲が悪いです。
    私と母とは、話が合わないと言って、何時も、怒られてばかり。
    わたしや母の心がきちゃないって、言われて、本当に腹が立ちます。
    それで、自分の心が綺麗だというんです。
    今回だけは、腹が立って、喧嘩をしていますが。
    そんなに、私や母の心は、きちゃないんでしょうか?

    と、ここで聞く話でもないですね。

    もうどうしたらいいかわからなくて、
    こんな、コメントで、本当にすみません。

    • beautiful-harmony より:

      やま さんへ
      読んで下さって、また、コメントも、ありがとうございます。
      ‘兄弟は他人の始まり’ という 悲しいことわざがありますね。
      三省堂の「ことわざの辞典」というのを、改めて見てみました。
      ’もとは仲のよい同じ血を分けた兄弟であるが、成長するとそれぞれ、配偶者や子の愛に引かれて自然に間が疎遠になり、ことに利害に関することでは、他人と同じようにいがみ合うこともあるものだ。’ と、書かれていました。
      お姉さんが訴えておられるのは、
      本当に妹さんに対して言っておられるのか、
      それとも、本当はお母さんに対して言っておられるのか、、、
      と、疑問を感じました。
      深呼吸して、
      お姉さんが何を言いたいのか もう一度 心と耳を傾けてみませんか?

  2. やま より:

    こんばんは。
    お返事を頂きまして、どうもありがとうございました。

    奥深い、お返事で、また、辞典もよんで、考えてくださったんですね。
    本当にありがとうございました。

    何かの、答えを欲しいと思って、書かせて頂いたんだと、自分で思います。
    1日目、お返事を読ませて頂き、ずっと、どんな、ことを姉は求めてるんだろうか…と考えまして、答えがおぼろげに出てきました。
    そして、自分の心も落ち着いてきました。
    でも、また、日が経つと、考えが変わってしまって。
    姉の頑固な心が嫌だなと思っていましたが、私も相当な融通のきかない頑固ものでした。
    答えは、自分の中にありそうです。

    姉だけを愛したら、全ての姉妹を愛したことにしてあげよう。
    もっか、私の目標となりそうです。

    • 幸ちゃん より:

      やま さんへ
      信仰をお持ちですね!

      やま さんへの応援歌・・・私の好きな金子みすゞの詩をお送りします。
      金子テル(金子みすゞの本名)さんには肉のお姉さんはいないのに、なぜか こんな詩を書かれています。私にも、もう姉はいないです。

      「お月さんとねえや」
      私があるくとお月さんも歩く、
      いいお月さん。
      毎晩忘れずに
      お空へくるなら
      もっともっといいお月さん。
      私が笑うとねえやも笑う、
      いいねえや。
      いつでも御用がなくて
      あそんでくれるなら
      もっともっといいねえや。

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