三世代家族のブログ

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じいちゃん(ジョナサン) 海外

水の大切さ–アフリカでの体験

投稿日:

今からかれこれ36年も前のアフリカでの出来事。日本から約25時間、成田ー香港ーバンコック-ボンベイ-ナイロビと飛行機を乗り継いでやっと目的地の隣国ケニヤの首都ナイロビに着いた。ナイロビの教会で一週間お世話になり、ゆっくりさせてもらった。ケニヤの宣教師は日本人で、ここで私達の宣教地ウガンダの政治情勢、教会の様子など様々な情報を得た。何しろ私達にとってアフリカでの宣教は初めてだったので、多くの期待と不安が入り混じった。ケニヤは東アフリカでは最も発展して、政治的にも比較的安定していた。その為日本人も約五千人住んでおり、日本人学校もあった。それに比べ内戦を繰り返したウガンダは政情が不安定で日本人も10人以下だった。
ケニヤの首都ナイロビから飛行機で1時間弱でウガンダのエンテベ空港に着いた。広い飛行場には我々が乗った飛行機を入れて2機しかなかった。飛行場にはドイツ人宣教師と現地の兄弟が出迎えに来てくれた。エンテベ飛行場から約1時間首都カンパラに向かってあちこちに穴の空いた凸凹道をVW車で走った。ウガンダの教会はドイツ人宣教師と約10人の教会の献身スタッフが家族のように寝泊まりしていた。教会は広い庭もあり立派な洋風の1階建ての建物だった。

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ウガンダの教会の前で記念撮影、1993年


ウガンダ教会では日本人宣教師家族(私達夫婦と1歳前の娘)が来るということで、一生懸命日頃あまり食べないご飯と肉と野菜を混ぜた料理で歓迎してくれた。ウガンダの人達はとても礼儀正しかった、特に女性は東洋人の如くだった。

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妻と長女と人懐っこい現地の子供達


本論はここから、礼儀正しいウガンダ人、美しい自然、立派な教会ここまでは申し分なかった。しかし水道の蛇口は付いているものの、そこから水は一滴も出てこなかった。長年の内戦の結果、経済は破綻した。技術者達は収入を求めて国外に出稼ぎに行って荒廃した国を再建する人たちがいない。
こうして人間が生きる為に必需品である水を求めて、山間の谷間の沢まで行って水を汲み、ポリタンクを頭の上に乗せて家まで運ぶのは子供達の日課となった。お金に余裕のある人はそれを買う。後に宣教師であり技術者であるドイツ人宣教師は教会の庭に大きなタンクを作り消防車を呼んで水を買っていた。又雨が降ると屋根から落ちてくる水を一箇所に集めて洗濯や日常生活用水として使う。日本で、いつでも水道の蛇口をひねればきれいな飲み水が出てくるという観念は一変した。一回使った水をすぐ捨てることは絶対になかった。掃除で床を拭いた水、洗濯をした水、体を洗った水などは洗面トイレに流す水に使うなど再利用する事は無言の掟だった。
お風呂に入るなどそんな贅沢は絶対出来なかった。桶に少量の水を入れて体を丁寧に拭くのが当時のアフリカでの風呂だった。何年か後に水道の蛇口から水が出るようになってからは、シャワーを浴びるのは最高の贅沢だった。日本に帰国してからも、風呂桶に温かいお湯をたっぷり入れて入浴する事をためらう自分があった。アフリカの事を思うとこの風呂桶一杯の水を運ぶ為に子供達は沢まで何回行かなくてならないかと思うと入れない。シャワーで今も過ごしている。そして大事な日だけお風呂に感謝して入ることにしている。

-じいちゃん(ジョナサン), 海外

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