三世代家族のブログ

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ばあちゃん(さっちゃん) 童謡詩人 金子みすゞの詩

繭と墓(マユとハカ)・・・郷土の童謡詩人 金子みすゞ

投稿日:2019年12月9日 更新日:

蚕(カイコ)は繭(マユ)に

はいります、

きゅうくつそうな

あの繭に。

けれど蚕は

うれしかろ、

蝶々になって

飛べるのよ。

人はお墓へ

はいります、

暗いさみしい

あの墓へ。

そしていい子は

翅が生え、

天使になって

飛べるのよ。

Cocoons and Graves

Poem:Misuzu Kaneko

Translation,Illustration:Midori Yoshida

Silkworms

Enter cocoons,

Tight looking

Cocoons they are.

But silkworms

Must be happy,

For they will become butterflies

And fly.

People

Enter graves,

Dark lonely

Graves they are.

And if they are good

They will grow wings,

And fly

As angels.

 繭というのは蚕(カイコ)の繭(マユ)ですが、蚕とか繭というものを知らない方も多くなって来ていることでしょう。蚕は生糸の生産に欠かせない昆虫で、その繭から絹糸を採取して、絹の布を織ります。イモムシのような幼虫で、自然界には存在しない、完全に人間が家畜化した昆虫です。最初は黒い幼虫ですが、脱皮すると白色になり、自然界では目立ってしまい、鳥などの外敵にすぐ捕食されてしまうと言われています。また、成虫も羽があってもすでに退化して飛べないとのことです。

 そんなお蚕の一生を知っているみすゞさんですが、みすゞさんが見る自然・宇宙の森羅万象へのまなざしはいつも明るくポジティブであるのに驚かされます。

 蚕の死も、人間の死も悲しみで終わることなく、喜びに転換できる力は、どのようにして備わったのでしょうか?天才詩人と言われる所以でしょうか。

 自然と人間を詠んだ「石ころ」の詩 をもう一つ紹介したいと思います。

石ころ

詩・金子みすゞ

きのうは子どもを

ころばせて

きょうはお馬を

つまずかす。

あしたはたれが

とおるやら。

いなかのみちの

石ころは

赤い夕日に

けろりかん。

 

-ばあちゃん(さっちゃん), 童謡詩人 金子みすゞの詩

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